山里通信
木もれ日だより (2012年7月)

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【雪融けの遅い春】
 今年の雪融けは平年よりも10日ほど遅く、畑は3月半ばになってもまだ雪におおわれていました。それでも、100本ほどあるりんごの木の整枝・剪定、畑に張り出してきたカラマツの伐採、薪作りと小枝の焼却、租皮削りなどいつもの春先の作業は、りんごの花が咲くまでには済ませなければなりません。その合間をぬって、水田の粗起こし、畦の整備、稲の苗作り、代かきと、田植えの準備がすすめられます。一ヶ月にわたるりんごの摘果作業が終わった頃には、もう夏の気配です。
 もう何年も毎年繰り返されている春の仕事ですが、それでも、少しずつ変化はあります。  通常の半分ほどに減らしているりんごの農薬散布は、昨年からさらに2剤を減らす試みを行っています。もともとぎりぎりの少ない回数だったので、やはり一定の被害がでてしまいます。芳美は、庭の無農薬野菜たちを生物相を豊かにし土壌の劣化を防ぐという「不耕起栽培」で育てる実験に取り組んでいます。


【循環型の地域や農業をめざして】
 自然豊な信州で、自然エネルギーの利用を広げる取組みにもいくつか参加しています。6月には、農村の女性たちの集まりで、デンマーク・ロラン島の風力発電を紹介するビデオ上映会を開催しました。この地域には、小水力発電所がたくさんありますが、春先から、そのいくつかも見学に行きました。晴天率の高い信州で、我が家の太陽光発電も順調に稼動中!。今月は、地震の被災地栄村で、子どもたちを対象にした「自然エネルギー学校」が開かれます。



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